このたび、Teeradaj Racharak 准教授 による以下のツール論文が、第32回 Asia-Pacific Software Engineering Conference (APSEC 2025) のツールトラックに採択されました。同会議は、ソフトウェア工学分野における革新的なツールや技術の発表を目的とする国際的に権威ある会議のひとつであり、学術界と産業界の橋渡しの場として高い評価を得ています。

採択論文

• Chommakorn Sontesadisai, Chalisa Sae-Ngow, Jirateep Rudeerudchanawong, Lapatrada Dangsungnoen, Chaiyong Ragkhitwetsagul, Teeradaj Racharak, Thanwadee Sunetnanta, PromptOps: Automated Tool for Testing Trustworthiness of LLMs, Proceedings of the 32nd Asia-Pacific Software Engineering Conference (APSEC 2025 Tool Track), December 2–5, 2025

本研究では、大規模言語モデル(LLMs)の信頼性を評価するための新しい可視化ベースのテストツール「PromptOps」を提案しています。本ツールは、メタモルフィックテスト(Metamorphic Testing) の原理に基づき、従来の精度指標にとどまらず、ロバスト性・公正性・論理的一貫性といった重要な特性を評価することが可能です。PromptOpsは、ビジュアルプログラミングによるカスタムテストケース設計、プロンプト定義、多様なテストシナリオの自動生成を実現し、モデルの性能と公平性の両面から改善点を明らかにします。これにより、開発者がより透明性と信頼性の高いAIシステムを構築するための有用なフィードバックを得ることができます。

著者の皆様のご活躍を心よりお祝い申し上げます。