Standards-Based AI Innovation for the Learning Ecosystem (2025年) 掲載書章のお知らせ
2025.10.20
このたび、Teeradaj Racharak 准教授 による以下の書章が、IGI Global Scientific Publishing より刊行された Standards-Based AI Innovation for the Learning Ecosystem (2025年) に掲載されました。本書は、人工知能(AI)が将来の学習環境や教育標準の形成に果たす役割を多面的に探究した国際的な学術書です。
掲載書章
- Teeradaj Racharak, Chaiyong Ragkhitwetsagul, Napat Boongaree, Chutweeraya Sriwilailak, Pachanitha Saeheng, Ekapol Chuangsuwanich, AI Literacy in Code: Identifying and Explaining ChatGPT-Generated Programs in Educational Settings, Standards-Based AI Innovation for the Learning Ecosystem, IGI Global Scientific Publishing, 2025
本章では、ChatGPTなどの生成AI(Generative AI, GenAI) ツールの教育現場での普及に伴い、プログラミング教育における学術的誠実性と作品の真正性が問われている現状を背景に研究が行われました。10名の教育者による実証的研究では、学生およびChatGPTが作成したJavaプログラムを分析し、86%の正答率で判別可能であることが示されました。その際、一貫したコード整形、冗長なコメント、過剰な設計といった特徴が識別の手がかりとなりました。さらに、スケーラビリティと透明性を高めるために、CodeBERT, UniXcoder, GraphCodeBERT, LongCoder などのトランスフォーマーモデルを用いた自動検出・説明フレームワークを構築し、その中で GraphCodeBERT が最良の性能を示しました。また、ChatGPTおよびGeminiを活用した説明生成モジュールにより、人間が理解しやすい説明を生成する仕組みを開発しました。教育者を対象としたユーザ調査では、これらの説明が解釈性と信頼性を向上させることが確認されました。本研究は、高精度な検出と透明な説明の両立が、公平でAIリテラシーを重視したプログラミング教育の実現に不可欠であることを示しています。
著者の皆様のご活躍を心よりお祝い申し上げます。